海岸周辺の「道の駅構想」について、落合克宏市長は市議会定例会で「可能性として、湘南海岸公園の方で魅力発信ができるエリアを作った方がいいということで具体的な検討に入っていく」と述べ、湘南海岸公園(高浜台)での道の駅整備を検討する意向を明らかにした。8日、数田俊樹市議の総括質問で答弁した。
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道の駅構想をめぐっては、龍城ヶ丘プール跡地利用の議論を契機に、国道134号線の4車線化で通過道路となってしまう危機感や、圏央道開通による観光需要の期待感から、地元経済界などが主張してきた。
市は今年、千石河岸〜撫子原の海岸周辺に関する再整備計画を策定。同プール跡地は都市公園法上、便益施設の建築面積が公園面積の2%に限られることなどから多目的広場としての利用を想定、道の駅の建設には不十分な広さとの見解を示していた。一方、高浜台の湘南海岸公園では現在のトイレを改修、売店を備えた施設を新たに建設する方針も盛り込まれている。
都市整備部長は議会答弁で、法律上、建設可能な施設規模について「龍城ヶ丘プールの場合はコンビニエンスストア程度。湘南海岸公園では一般的な道の駅クラスの規模の建物は可能と捉えている。高さ制限は第一種風致地区に定められている8m」とした。
市長は「さがみ縦貫道の開通や134号線の4車線化など条件が揃ってきた中で、6次産業化を進めながら漁業、農業、商業、工業、観光を連携し、そういう発信の場としても道の駅というのは必要ではないか」と前向きな姿勢を見せていた。
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