空気が乾燥し火災規模が大きくなりやすい時季を迎え、12月25日から31日にかけて全国的に「歳末火災特別警戒」が実施される。
市消防署管理担当によると、今年1月1日から12月17日までに市内で発生した火災は63件。12月単月では昨年の8件に対し今年は1件のみに留まっていることなどを例に挙げ「例年に比べ少ない」と話す。同担当は市民の防火意識の向上と、暖房器具の性能向上も理由ではと分析する。
しかし合わせて「11月の秋の火災予防期間で、昨年の倍以上である9件の火災が発生してしまった」とし、更なる火災予防の強化を呼びかける。
今年市内で発生した火災の原因で最も多かったものは、「放火(疑いを含む)」で28件。これは近隣自治体と比べ多い件数だという。予防課によると、放火は特に夜間の発生が多く、日照時間が短くなる冬には発生しやすい傾向がある。同課は「住宅だけでなく、自動販売機の火災も増えています。ゴミや刈った草など、家の周りに物を置かないこと、ライトの設置で死角を減らすこと」などを対策にあげる。
発生原因で2番目に多かった「その他」にはショートなど電化製品が原因のものが多く含まれる。同課は「大掃除の際、コンセント周りのほこり取りや、電化製品の点検などの実施を」と呼びかける。
市消防署では特別警戒期間中、夜間を中心に警鐘で「火の用心」を呼びかけながら市内を巡回する。29日(月)は、宮松町周辺で夕方の買い物客に向けて、市消防クラブなどが街頭火災予防啓発を実施する。
問合せは同署【電話】0463・21・3240へ。
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