高校文化部の夏の祭典「全国高等学校総合文化祭」が、28日から滋賀県で行われる。平塚江南高校の弦学部7人は、県代表の一員として器楽・管弦楽部門に出場。同校競技かるた部の竹本良嬉さん(3年)と平塚中等教育学校文芸部の工藤考貴さん(5年)は、小倉百人一首かるた部門で8人の県代表に選ばれた。
約100人、初の大所帯で演奏
江南高校の弦学部から出場するのは、3年生の星野美春さん、河崎大智さん、2年生の高田純佳さん、吉村沙織さん、澤野日菜子さん、伊奈幹生さん、藤村純大さんの7人。県の代表として、オーディションを通過した他校の生徒と約100人の弦楽オーケストラを編成する。
1年生のときから出場を志していたというセカンドバイオリンの星野さんは「学校の部活では経験できない、大人数の編成でのオーケストラで演奏できるのは嬉しい」と話し、難易度の高いクラシックにも「頑張りたい」と笑顔を見せた。
チーム全員で切磋琢磨
小倉百人一首かるた部門に出場する竹本良嬉(らき)さんは、中学時代はバスケットボール部に所属。江南高校入学後、部活動紹介で競技かるたに興味を持ち、入部を決めたという。校外の練習会などにも積極的に参加して段位を上げ、初の代表に選ばれた。
都道府県によって構えや戦法などに特徴があると言い、神奈川県チームの強みは「守りのかるた」と竹本さん。「団体戦は声をかけあってもいいので、仲の良さを生かして励まし合い、良い雰囲気で試合に臨みたい。強豪の東京に勝って優勝したい」と意気込んだ。
平塚中等の工藤考貴さんも、初めての全国大会。「幅広い年齢層の人が参加するので多くの人と交流ができるし、自分の視野が広がった」と競技かるたの魅力を語る。
中学2年生で校内かるた大会に出場し、競技かるたの面白さを知ったという。「夢中で句を暗記しました」と、1年後には学年1位を勝ち取るほどに。「もっと上を目指したい」という思いが、全国大会に駒を進める原動力だ。
「他校の生徒の存在はとても刺激になる。代表みんなで力を合わせて優勝したい」と、大会前の練習会でチームメンバーと切磋琢磨し、悔いのない本番に臨む。
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