2015年秋の叙勲がこのほど発令された。平塚市内からは旭日小綬章に石塚崇さん(72/元公立高校長)、井田登晴さん(70/元甲府地裁事務局長)、山本滋さん(70/元静岡地裁民事主席書記官)、瑞宝単光章に遠藤誠さん(65/元日本郵政公社職員)、二宮高見さん(70/元平塚市消防団長)の5人が選ばれた。本紙では二宮さんに喜びの声を聞いた。
二宮さんは36年前に地元消防団に入団。5年ほど団員として活動した後、分団長を15年勤めた。平塚市消防団に移ってからは、6年間団長として尽力するなど、長く平塚の消防に関わってきた。
同じように、消防団で活動して叙勲を受けていたという父を見て、「大変そうだなと思い、団本部に入るのは、やめようかと思った」と二宮さん。それでも引き受けたのは「責任を持って取り組む父の姿もあったから。このような賞をもらえるのはとても光栄なこと」と受賞を喜ぶ。
消防団長として、出動の電話連絡がなくてもサイレンを聞けば現場に駆けつけ、消火にあたっていた団員たちに「気を付けて帰れよ」と声をかけた。「団員との個々の付き合いは意外と少ない。信頼関係を築くためにも顔を見て話したかった」と、二宮さんは振り返る。
昨年9月には、消防団員が式典や冠婚葬祭時に着用する夏用の制帽と制服ズボン51着を寄付した。「消防団の活動にはどうしても危険が伴う。消防団員としての自覚を持って、安全第一で頑張ってほしい」と後輩にエールを送った。
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