市消防本部予防課によると、市内で発生した今年1月から12月14日までの火災件数は63件で、昨年1年間の65件に迫る勢いという。12月単月でも、昨年の3件に対して今年は5件の火災が報告されている。空気が乾燥して火災の危険性が高まる冬場を迎え、市消防本部では防火対策を呼び掛けている。
同課では、ストーブなどの暖房器具を使用する際は付近に燃えやすいものを置かない、テレビや冷蔵庫などの電気プラグを清掃する、風が強い日のたき火を控えるといった予防策を呼びかけている。暖房器具の使用時は一酸化中毒を避けるため、こまめに室内換気を行う必要もある。
昨年は、出火原因の20%にあたる13件が放火やその疑いがあるものだったことから、「屋外にものを置いておくと放火にあう危険性も高まる。不要なものはしまい、夜間のごみ出しは控えるなど、日ごろの備えを徹底してほしい」と同課は話している。
12月25日から31日に実施される「歳末火災特別警戒」に合わせ、同本部では広報車両で火災予防の放送を流しながら市内を巡回する。29日は小学校5・6年生で構成される少年消防クラブが、宮松町の商店街で拍子木とのぼり旗を使った火災予防運動を行う。
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