河崎さん
リオデジャネイロ五輪体操競技の最終選考大会となった全日本種目別選手権で、平塚学園高校２年の河崎真里菜さん（16）＝大磯町在住＝が女子団体の代表候補７人に決定した。６月の合宿や試技会を経て、５人の正式代表を目指す。
河崎さんは、全日本体操個人総合選手権（４月）で総合５位、ＮＨＫ杯（５月）では総合６位に入り、代表候補を射程圏内にとらえていた。５日の種目別選手権決勝では、候補内定していた寺本明日香（20）、村上茉愛（19）、杉原愛子（16）の３選手に加わる残り４枠を争った。
河崎さんは決勝の段違い平行棒で、高難度の「チャウハーフ」などを確実に決め、13・９００点で３位に入賞。４月の全日本選手権でも、出場選手中最高の14・３５０点を叩き出した得意種目が評価され、代表候補の座を勝ち取った。
河崎さんは「周りが失敗する中で、雰囲気にのまれず自分の演技ができた。（候補に決まった時は）信じられない気持ちだった」と喜びをにじませる。代表候補の中には同い年の高校生選手もいるが「ライバルとは思っていません。自分の演技をしっかりやって、チームに貢献できる存在になりたい」と話している。
候補の７人は６月11日から始まる代表合宿に参加し、25日に５人の代表が決まる予定。
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