「湘南平の虫を調査する会」(沼田和洋会長)が6月30日、2014年の調査報告書を市みどり公園水辺課に手渡した。報告書によると、湘南平には少なくとも33科517種のガ類が生息することが分かった。
報告書は、14年に実施された主要な10回の調査を取りまとめたもの。見つかったガは、ニジオビベニアツバやキクキンウワバなど。なかには、新種と見られるガも発見された。
同会のメンバーは相模周辺の蝶の生態を調査してきた。多様な生物がみられ自然林が多く残る湘南平に11年ごろから注目し、外灯に留まるガを採集するなどの独自調査を始めた。
より深く調査をするために、市に協力を要請。報告書の提出を条件に、高麗山公園内にライトトラップ(光に集まる虫を集める罠)などの設置が認可され、14年に正式に会を発足した。
同会の調査期間は14年から16年までの3年間。採集したガの同定が終わり次第、随時報告書を提出する予定だ。会長の沼田和洋さん=写真右から2番目=は「想像以上の発見があった。我々の調査が今後何かの役に立ってくれれば」と目を輝かせている。
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