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平塚版 公開:2016年7月28日 エリアトップへ

小学校卒業後の受け皿を目指す 女子野球 夢と白球、追いかける 地元中学生チームが初陣

スポーツ

公開:2016年7月28日

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おそろいの練習着に身を包んだ部員ら
おそろいの練習着に身を包んだ部員ら

 女子中学生の所属する地元硬式野球チーム「西湘フューチャー」が28日、市内のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで開幕する「全国女子中学生硬式野球選手権大会」に臨む。西湘フューチャーは昨年10月に旗揚げしたばかり。女子プロ野球への道も拓けている今、成長の場を得た若きなでしこが生き生きと白球を追いかけている。

 同チームの加藤文彦監督(53)は、16年間少年野球の監督を務めてきた中で、女子部員が年々増えているのを感じていた。しかし、中学生になると男女間の体格差が広がり、部活動で男子からレギュラーの座を奪うのは至難。接触プレーによる怪我も危ぶまれ、小学校卒業とともに野球を諦めざるを得ない女子選手が大半だという。そんな少女たちの受け皿として、昨年10月にチームを発足、今年4月に本格始動した。

 部員はかろうじて大会登録ができる11人。中学生になっても大好きな野球が続けられると聞きつけ、平塚市や秦野市、二宮町などから集まった子供たちだ。加藤監督は「どうしても、少年野球時代に女の子扱いを受けてきた子もいる。そんな子が遠慮なく伸び伸びできているのであれば嬉しい」と、練習に励む選手たちに目を細める。

 「野球に関しては女子扱いしない」という監督やコーチの信条は、選手たちにも伝わっている。キャプテンの川岸里梨香さん(13)は「女子同士だから負けたくない。鼻血を出しても、プレーはやめない」ときっぱり。人数が少ないからこその責任もあるが、何よりも野球を続けられる喜びが大きいという。

 同チームは、関東女子硬式野球連盟所属。練習試合や公式戦では敗戦が続いているが、チームが始動してからの3カ月で驚くほどの成長を感じたという。「男子に負けるのは足の速さくらいで、肩の強さも十分ある。男子中学生といい試合ができるくらいの実力はつけたい」と加藤監督は期待する。 

 「女の子なら喜ぶだろうと、ピンクのTシャツを作ろうとしたときは、センスがないとブーイング。おしゃれに関してはさすが、厳しいですね」と監督も苦笑い。物怖じしないはつらつとした「女子力」に驚かされることも多い。

 2014年には女子プロ野球リーグが発足。高校や大学、プロチームが参加する大会や、ワールドカップも開催されるなど、女子選手の活躍の場は広がっている。選手たちも「女子プロ野球を目指したい」と口をそろえて夢を語る。

 かつての教え子がコーチとしてサポートしてくれたり、地元企業が用具やグラウンドの提供をしてくれたりと、野球仲間たちの厚意がチームを支える。「指導者も女子野球界に希望を持っている。高校につながる良い3年間を過ごさせてあげたい」と野球好きの地元少女たちの未来を見つめている。

 全国選手権で西湘フューチャーは28日、午後3時からモンスターレディース(埼玉県)と対戦する。

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