夏の風物詩「湘南ひらつか花火大会」(主催/同実行委員会)が8月26日(金)、湘南潮来(相模川河口)で開かれる。午後7時〜8時。荒天時は28日(日)に延期。今年はおよそ3千発が平塚の夜空に咲く。打ち上げを担当するのは市内唯一の花火会社「湘南花火」(豊原町)。同社代表の辻博さん(45)に見どころなどを聞いた。
湘南ひらつか花火大会は「湘南ひらつか七夕まつり」「湘南よさこい祭り」と並ぶ夏の三大イベントの一つ。今年で66回を数え、昨年はおよそ14万人の来場者でにぎわった。およそ20団体から50人を超すメンバーで実行委員会が組織され、当日の警備体制は220人を超える。
市郷土史辞典によると、1951年に開かれた須賀地区の「須賀納涼花火大会」が始まり。その後、観光協会の主催で開催されるようになり、現在に至る。
「湘南花火」が打ち上げを担当するのは2012年・13年に続いて3度目。今年の注目は1尺玉と7号玉を次々と打ち上げる「大玉50連発」といい、直径300mの大輪が夜空いっぱいに咲き乱れる。「さまざまな色を楽しんでください」と辻さんは呼びかける。
ほかにも、だるま型の花火に来場者の願いを込める「願かけ花火」や、音楽に乗せて花火を打ち上げる「ミュージックワイドスターマイン」も必見。「聴き馴染みのある曲で盛り上がってもらおう」とリオ五輪中継番組のテーマソングなども取り入れる予定だ。
昨年の暮れから栃木県足利市にある火薬庫で花火の仕込みを続けてきた。大会にむけて準備は順調だが「もっとこうしたら盛り上がる」「こうした方が面白い」と次々にアイデアが浮かんだため、計画の練り直しには苦心したという。
平塚生まれ、平塚育ちの辻さんが花火師の道に進んだのは、幼いころ何度も見に行った大輪の花が胸に焼き付いていたから。「私と同じように、あす来場される皆さんの心にも何かを残せるような一夜にしたい」と、強い決意で本番の打ち上げに臨む。
オープニングイベントの「相州七夕太鼓の演奏」は午後5時30分と6時30分。(雨天中止)。「願かけ花火」は当日も受け付け。先着50組で2500円。特別観覧エリア入場券2人分と願かけだるま絵がもらえる。
問い合わせは湘南ひらつか花火大会実行委員会【電話】0463・35・8107。
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