全国のはんこ職人が技術を競う「第21回全国印章技術大競技会」で、金賞と一般社団法人全国技能士会連合会長賞を受賞した東曜印房(明石町)の水嶋祥貴さん(40)が23日、落合克宏市長を表敬訪問した。
水嶋さんは、直径15㎜の円形印材に、自由な書体で課題文字の「間宮林蔵」を彫り込む「木口実印の部」に出品。全国22人の応募者からそのトップに立った。
「今回の作品は『文字バランス』が評価されたのでは」と受賞を振り返る水嶋さん。約3カ月の制作期間を経て作りあげた作品には、課題文字の「林」と「蔵」に表現のこだわりを見せている。「『林』の字はやわらかさを表現して他の字に負けないよう、少し太めに彫った。『蔵』は入り組んだ字なので、ごちゃごちゃさせないよう気を付けた」と制作時の苦労を語る。
同競技会は隔年で開催されている。水嶋さんは18回大会の「実印の部」に出品し、金賞を受賞。20回大会は、デザイン性や緻密さを競う「木口密刻の部」に参加し、金賞と厚生労働大臣賞を受賞している。
水嶋さんは受賞について、「お客様から普段頂く仕事の積み重ねが、今回の受賞につながった。とても感謝しています」と喜びを語った。
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