11月1日から建学祭を行う東海大学の湘南学生会会長を務める 永井 達也さん 品川区在住 22歳
「自分の”スタイル”出して」
○…東海大生の一大イベント『建学祭』が目前に迫った。「地域の方にご協力をいただき、今年も建学祭が出来ることに感謝しています。みんなの頑張りを見てもらえたら」と話す。学生会は学生のための団体で、建学祭をはじめ冬季のイルミネーション、美化活動など学生への還元活動を主としている。昨年は会長補佐官として活動し、今年は会長に就任。現在は次の役員育成に力を注ぐ。
○…昨年、工学部機械工学科に３年次編入してきた。高等専門学校からの進学だ。「中学の時はやりたいことが何もなかったんです。進路を迷っていた時に母から『やりたいことがないなら、就職できる可能性が高い高専に行ってみたら』と勧められて」。高専で理系分野を学ぶうちに興味が広がり、社会に出たら総合職でより幅広い経験をしたいと思うようになった。進学を決意し、高専卒業後に東海大へ編入したという。
○…交友関係を広めようと、すぐに学生会に入会。編入学生という少数派の立場から、学生会の運営に携われたら、という想いもあった。「会長という役職について、大きな責任に耐えられる人間に少し成長できたのかな、と思っています」。落ち着いた口調の中に自信がにじむ。就活も終了し、外資系の医療機器関連企業に就職予定。現在はバイオと機械に関する研究を行っており、学生会の仕事以外はほとんど研究室にいるそうだ。趣味は映画だが、最近は休みになると品川区にある実家でゆっくりしているのだとか。
○…昨年、初めて建学祭に参加し、驚いたことは学内の並木道が人で埋まったこと。「こんなにたくさんの人がいたのか、と思いました」と笑う。今年のテーマは「Ｓｔｙｌｅ」。湘南キャンパスは東海大の中でも規模が大きく、学部もさまざま。学生に向け「いろんな人がいるなかで自分の『スタイル』を出してほしい」とエールを送る。大祭の幕開けはもうすぐだ。
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