こんがり日焼けした肌に、レース付きのビキニをまとった姿が焼き菓子に――。焼き菓子専門店「マ・コピーヌ」(西八幡)が先月20日、東京都中央区で開催された「第5回全国逸品セレクション」に同店人気の「ビキニクッキー」を出品、フード部門で準グランプリを受賞した。同セレクションには全国から9団体17作品が参戦。各店舗は自慢の”逸品”を競い合った。
同セレクションは一店逸品運動協会が主催し、店の強みを生かした商品開発に取り組もうとする「一店逸品運動」に参加する商売人が全国から集い、その年のグランプリを決める大会。「ビキニクッキー」は、市内外39店舗が所属する「平塚逸品研究会」の代表として、「フード部門」に出品した。
ビキニクッキーが誕生したのは、今からおよそ8年前。「焼き菓子店は『夏に弱い業態』と言われる。そんな中で平塚の夏をイメージする海と、若者世代をターゲットに、見た目のおもしろさで『人にあげたくなるもの』を探した結果、このクッキーが誕生しました」と、オーナーでパティシエールの松元しのぶさん(47)は説明する。
ハート形のバタークッキーを重ね合わせ、グラマーなボディーラインを表現した「変わり種」は、生地にアーモンドを加えることで素朴な味わいに仕上げた。水着部分はブルーやピンクなどで配色し、砂糖をペースト状にして一つひとつ手作業で描く。同店の客層のほとんどは女性客が中心だが、「クッキー購入者の多くが60歳以上の男性で、プレゼント用として購入しています」と松元さん。普段見かけない客層からの問い合わせも増えているという。
ユニークな作品が誕生したのは、オーナーならではの「思い」があったからこそ。松元さんは「パティシエとして周囲で関わる人に対し、何ができるか」を念頭に置き、仕事に取りかかる。お菓子で人の想いをつなぎたい――。「『当店を選んでよかった』と言われるように、日々のお菓子作りに取り組んでいます」
松元さんは「ビキニクッキーが平塚の名物になることを目指して、お客様に支持されるようなお菓子を今後も作り続けたい」と受賞の喜びを語った。
同店では11月5日〜12日、受賞記念のフェアを開催。ビキニクッキーなど、歴代の逸品4点を詰め合わせた「マ・コピーヌ逸品セレクション」を販売する。50セット限定、価格は1280円(税抜)。
問い合わせは、マ・コピーヌ【電話】0463・24・1822。
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