みずほ小学校の6年1組と2組の児童ら56人が1日、卒業制作として端材の積み木を使った世界地図を制作した。この企画は東京五輪が開催される2020年までに完成させようというもので、第1弾として北米、南米大陸を完成させた。
端材の積み木は、ゴミになってしまう廃材を活用しようと活動する「モッタイ材ドットコム」代表で、中堂在住の建築士、大垣明弘さんが提供したもの。学年主任の堤智教諭が児童らに「たとえ捨ててしまうようなものでも、工夫すれば何かを生み出せることを伝えたかった」と、大垣さんに協力を依頼した。
三角形の積み木に、児童らが好きな言葉や絵を描き、北米、南米大陸の形になるよう組み合わせた。
児童らはこの卒業制作をきっかけに、建築現場で出る廃材に着目。区画整理などの影響で、小学校周辺には作業中の建設現場が多く見られることから、児童自ら現場を回り、ゴミとして処分されてしまう床材や角材の収集も始めた。
1組の女子児童は「みずほ小は人数が増えた分、遊び場が足りない。下級生たちにもっと楽しんでもらえるようなベンチや遊具を、集めた廃材を使って作りたい」と話していた。
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