平塚青年会議所(JC)は12日、「七夕のまち」をアピールするカントリーサイン(市町村境の看板)を、国道一号馬入交差点付近(榎木町)に設置した。市との共同事業で、平塚JCは「市内外に平塚を『七夕のまち』としてPRできれば」と話している。
同交差点にはこれまで、「安全都市ひらつか」と描かれた3面看板が設置されていた。新しく看板を設置した同JCの橋本乃亜さん(33)は、「北海道では地域の魅力をアピールするカントリーサインがあるが、市内には存在しなかった。『平塚にもあったらいいな』という思いが、設置に至るきっかけになりました」と経緯を説明する。
看板は計3枚で、大きさは縦3m、横幅0・91m。75万円の制作費を投じ、「七夕のまちひらつか」と描かれた標識部分には、軽量で錆びにくい素材のアルミ複合板を使用した。標識の上部には、湘南スターモール商店街のマスコットキャラクター「湘南ひこまるくん」と「ひらつかナナ姫ちゃん」が登場している。
また、標識は蛍光シートで装飾。夜間になると文字部分が緑色に発色し、交通安全を啓発する機能も備えている。「PRだけでなく、交通安全や防犯の視点も取り入れた」と橋本さん。
平塚JCは、2013年にJR平塚駅の発車メロディーを「たなばたさま」に変更、14年には市観光協会に「七夕さま」のモニュメントを設置するなど、平塚市を「年間を通じて七夕を感じられるまち」にする活動に取り組んできた。
今回もその一環として実施。昨年末から企画し、市の協力を受けながら道路使用許可や場所の選定を進めてきた。交通量が多いことから、馬入交差点への設置を決定。橋本さんは「交通安全や防犯、『七夕のまち』としてのアピールに役立てたい」と意気込む。
同JCの縄嶋智徳理事長(40)は、「今回の取り組みを通じて、市内の様々な場所にカントリーサインが広がれば嬉しい。134号線沿いにも設置して、圏央道を利用して来る市外の人に向けても平塚を発信できれば」と話していた。
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