市内浅間町に在住の鈴木惠子さん(63)がこのほど、第10回富山紙芝居コンクール大会で、北日本新聞社奨励賞を受賞した。鈴木さんは平塚てづくり紙芝居の会に所属しており、念願の初入賞となった。
作品は、色鮮やかな組紐を人間の個性に例えた『色いろいろ』。「私にしか描けない紙芝居を作ろうと思い、12年ほど前から習っている組紐を題材にしました」と鈴木さんは話す。
着物の帯締めなどに使う組紐は、色とりどりの絹糸を組み合わせて編むもの。同色でまとめれば落ち着いた印象になり、反対色を混ぜると色同士が引き立て合うと感じた鈴木さんは「人間関係も、お互いの良いところを認め合えたら素敵だと伝えたかった」と紙芝居に思いを込めた。
「物語を空想することや、演劇が好き」という鈴木さん。絵を見せながら声で演じる紙芝居の世界に魅了され、制作歴は30年になる。「今回の入賞を励みに、もっと作品を作りたい」と話していた。
紙芝居
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