全日本交通安全協会などが主催する「2017年交通安全ポスターデザイン」の入賞作品が発表され、岡崎在住のイラストレーター伊藤文人さん(66)の2作品が、歩行者・自転車利用者向けの「一般部門B」で内閣総理大臣賞、運転者(同乗者含む)向けの「一般部門A」で佳作に選出された。
総理大臣賞に選ばれた作品は、「春の全国交通安全運動」のポスターとして使用される。今回のダブル受賞について伊藤さんは「昨年入賞できなかったので、特に嬉しい」と相好を崩す。
部門Bの作品では、反射材の有無を対比させ、2コマで表現。伊藤さんは「明るさや表情、人物の大きさなどを工夫した」と説明する。Aの作品は、斜めから描くことでチャイルドシートの子供が喜ぶ表情を表現。「標語のレイアウトも意識した」と、細部のデザインにまで趣向を凝らした。
今後は「2部門で総理大臣賞を受賞できるよう、来年も頑張って制作したい」と、意気込みを見せていた。
伊藤さんは1969年に平塚江南高校を卒業後、デザイン専門学校を経て、大手広告会社に勤務。独立後はイラストやマンガなど、多方面で活躍している。直近では▽部門Bで内閣府特命担当大臣賞(15年)▽2部門で警察庁長官賞(14年)▽部門Aで内閣総理大臣賞(13年)を受賞した。
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