市総合公園内のShonan BMWスタジアム平塚(大原1の1)で昨年10月から進められていた観客席の増設工事が完了した。これによりバックスタンド中央部分に462席が加わり、収容人数は1万5732人となった。
これまでバックスタンドはスコアボード棟を境に南北が分断されていた。今回の改修により中央部分に背もたれ付きの462席が加わった。観客席の増設は2015年〜16年にメインスタンドの170席が設置されて以来、およそ1年ぶり。
新設された座席下の1階部分には器具庫が建設中で、完成は5月15日。市総合公園課によると陸上競技の備品などが収納される。
器具庫の建設も含めた総工費はおよそ1億3千万円で、すべて市が負担した。
落合克宏市長は先月25日の会見で増席について「平塚市にとってスポーツ振興の宝であるベルマーレにこれからも残ってほしいという思いがある。(増席により)収益を確保してもらうと同時に観戦環境の向上も図った」と説明した。
スタジアムをめぐっては、2万人を収容する専用競技場の建設を目指す民間主導の「湘南スタジアム研究会」が今年1月に発足。クラブ関係者や地域の経済人らで構成され、湘南地域を中心に候補地を検討し、資金調達の道筋も模索している。
昨年、J1を戦ったベルマーレのホームゲームでは、浦和レッズなど人気クラブとの試合でチケットの完売が続出。現状の収容人数では入場者収入も頭打ちで、強化費を増やしJ1昇格・定着を目指すクラブにとっては悩みの種になっている。
ベルマーレの「平塚残留」を目指す市では、今年11月からスタジアムに4棟ある照明をLED化する工事も始める。費用はおよそ4億6700万円で、今年度の当初予算に計上された。
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