平塚版 掲載号:2017年5月18日号
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平塚商工会議所女性会の会長に就任した

佐藤 則子さん

四之宮在住 69歳

空見上げ誓う「生涯現役」

 ○…「つながる」。1期2年の舵取りにあたり掲げたスローガン。「会員同士でつながり、他地区の女性会とも連携したい。何より、平塚の事業主、商店主の方とつながりたい」。現在、女性経営者ら137人で構成される平塚商工会議所女性会に入り20年が経った。副会長も務めた経験をもとに「車いすの寄贈事業や会員増強に力を入れたい。先輩方が築いた足跡を継承したい」と気合十分だ。

 ○…宝町に5人姉弟の長女として生まれ、小さいころから日本舞踊やピアノ、習字に親しんだ。「無口で目立たない子」は一人読書にいそしむのが至福の時だった。転機は高校進学後、平塚江南高校で友人に誘われ演劇部の門をたたいた。「読書好きが高じて脚本作りに関心があって。ここでなら書けるかなと」。学園生活の中で生まれた淡い恋心と自分探しをテーマにした脚本を書き上げ、演者としても舞台に立った。気付けば無口から一転、言葉で意思を伝え、人と関わることが好きになっていた。

 ○…青山学院大学を卒業後は親が営む食堂「中華百番」(四之宮)へ。25歳で結婚後は、夫婦で切り盛りした。接客や経理のほか、実際に厨房にも立った。お薦め料理はかに玉だが、常連客からのリクエストにも応じた。なかでもかつ丼は好評で今や定番メニューに昇格。「味には自信があるの。今度食べにいらして」。そんな人情味あふれる笑顔が何よりの隠し味だ。

 ○…夫を18年前に亡くした。寄席を愛し、20年前から落語会を開いていた夫の遺志を継ぎ、今も年3回、著名な落語家を招き落語会を市内で開いている。毎回赤字というが「主人に喜んでもらいたいからずっと続けたい」と意志は固い。73年目を迎えた中華百番はそろそろ娘に代を譲るつもり。「オーナーを退いてもお店には立ちたい。夫婦でやってきたお店だから、生涯現役を貫きたいですね」。空の向こうで笑う夫を見上げて、そう誓った。

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