平塚版 掲載号:2017年8月10日号
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甲子園出場した東海大学菅生高野球部のチーフ女子マネージャー

眞(しん) 優莉亜(ゆりあ)さん

日向丘在住 18歳

悔しさ克服した努力信じる

 ○…3年連続で決勝戦敗退の苦杯をなめた全国高校野球選手権の西東京大会で、17年ぶりの甲子園切符を勝ち取った。2年生で臨んだ昨年大会は、延長11回までもつれる激闘も手が届かず。「俺たちの代ではもう泣かせない」と震える肩越しに選手が約束してくれた。「悔しくて悔しくて練習し、やっと勝てた。甲子園でもその壁を乗り越えたみんなの力を見て欲しい」と戦友たちが誇らしそう。

 ○…桐光学園野球部だった兄を持ち、球場で応援するうちに野球の虜になった。野球部のマネージャーとして甲子園に行くと心に決め、兄の助言で東海大菅生高(東京都あきる野市)に進学、片道2時間半の通学を続けている。入部面接で特別進学クラスにいることを危惧されると、「(クラスを転籍しても)野球部を取ります」と言い放った。3年生で12人の女子マネを束ねるチーフに昇格。その責任感から、グラウンドには必ず一番乗りすると決めている。午前5時の始発電車で間に合わないと、親に頼んで車で向かった。

 ○…部員約130人の大所帯。ボール磨きや練習の準備、来客対応など、女子マネの仕事はめまぐるしい。恒例の冬合宿では、夜食用の握り飯300個を毎晩準備し、「今はおにぎりが嫌いで食べられない」と苦笑い。選手と同等に厳しく接してくれる監督やコーチからは「選手の模範として挨拶をしっかり。成績も良くないといけない」と注文を付けられているという。

 ○…決勝の対早稲田実業戦、閉会式の準備のため終盤はベンチ裏の通路に控えた。試合状況が見えないもどかしい時間を過ごし、大騒ぎのベンチを見て勝利を確信。グラウンドでは選手がハイタッチで迎えてくれた。監督からも「やったな」と一言。喜びの輪に加われたことが嬉しかった。「目標は全国制覇。これだけ頑張ったのだから、私には信じられる」。誰よりも身近で選手の努力を見ていたからこそ、そう言い切れる。

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