勝原少年SCのコーチで高村に住む上堂薗達郎さん(67)が、少年サッカー公式戦で、累計1029試合の審判を務めた。足かけ27年の偉業達成に、「まだまだ現役を続けたい」と白い歯をのぞかせる。
上堂薗さんは鹿児島県出身。大手電機メーカー就職を機に27歳で平塚に引っ越してきた。29歳で結婚、男児を3人授かった。長男が勝原少年SCに所属したのをきっかけに、サッカーと出会う。子供の試合を熱心に応援する姿がチームの監督の目に留まり審判を打診され、40歳で日本サッカー協会4級審判員となった。
「審判は試合をつくる。だから雰囲気づくりにこだわっている」と話す上堂薗さん。主審を務める際は試合開始1時間前に会場入りし、自身のウォーミングアップとゴールなどの設備確認を欠かさない。また、試合直前は両チームの選手を集め、注意事項とホイッスルの音を確認、健闘を誓うためキャプテン同士に握手を必ずさせる。「試合は真剣勝負だが、子供たちが試合後にフェアで全力を出し切ったと、笑顔になってほしい」と話す。
日課は片道5Kmのランニング。体力的な厳しさが出てきたというが「子供たちと伴走できなくなるまでやる。横綱・白鵬の勝ち星を超えるまでは頑張りたい」と意気込む。
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