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平塚版 公開:2017年9月21日 エリアトップへ

絵はがきで見る戦前の日常 南図書館で10月9日まで特別展

文化

公開:2017年9月21日

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加藤さん(左)と栗原さん
加藤さん(左)と栗原さん

 平塚市南図書館(佐伯啓介館長)で特別企画「加藤哲史(さとし)コレクション〜戦前期の平塚海岸の絵葉書を中心に〜」が実施されている。56点の絵はがきを古地図や写真集とともに紹介しており、展示は10月9日(月)まで。

 浜岳地区の歴史を調査している浜岳郷土史会の栗原健成さん(50)が、茅ヶ崎在住で湘南地域の絵はがきを収集している加藤哲史さん(63)に声をかけ実現した企画。今回は加藤さんのコレクションの中から平塚の海岸地域にちなんだ作品を中心に展示。砂浜に溢れる海水浴客の様子や、漁師らが釣果のブリを砂浜に並べる風景、富士瓦斯紡績株式会社平塚工場の構内の売店の様子など、その時代の風景が切り取られている。

 加藤さんが集めているのは、「湘南」という地名が書かれた絵はがき。加藤さんは「集めているうちに、戦前頃まで相模湾一帯を『湘南』と呼んでいたことがわかりました」と興味深そうにコレクションを眺める。なかには、「湘南」という説明付きの湯河原の吉浜海岸の絵はがきもあり、「今とは解釈が全く違う。庶民の様子がわかる絵はがきは郷土史研究にぴったりです」と笑顔を見せる。

 絵はがきは、地元雑貨店の高梨百貨店(現モンマートたかなし/松風町)発行のものや、写真館が製作しているものなどさまざま。工場の構内や、杏雲堂病院の院内の風景をとらえたものもあることから栗原さんは「まだまだ写真撮影の敷居が高い時代。地方から工場に出稼ぎに来ていた人や、病院の療養患者が、より自分の近況を伝えようと、こうした絵はがきを買い求めたのでは」と話している。

 問い合わせは同館【電話】0463・21・3080へ。

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