平塚版 掲載号:2017年11月2日号
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アートの視点で子供の成長刺激子育て世帯へ集いの場美大出身女性が運営

教育

スタジオを利用する子供と遊ぶ石井さん
スタジオを利用する子供と遊ぶ石井さん
 子育て中の母親が孤立せず、楽しみや仲間を見つける居場所を作ろうと、美大出身の女性がユニークな「子育てサロン」を運営している。今年7月、菫平にオープンした「あそびのスタジオPepika」だ。

 「大人も子供も楽しく過ごせる空間」をコンセプトに、気軽に利用してほしいと託児料などは取らず、1000円前後のイベント参加費のみで運営。近隣商店街の店主や作家がボランティアで講師となり、子供が遊んでいる間に楽しめる編み物やオイルマッサージなどのワークショップを実施している。

 「ペピカさん」こと店主の石井桂さん(42)は名古屋芸術大学の出身。絵本作家を目指すなど幼児教育に関心があったことや、3人の子供を育てる中で生まれた「いろんな体験をさせてあげたい」という思いがスタジオの構想につながった。「子育て中は余裕がなくなってしまうもの。子供が遊んでいる間に、お母さんが一息つける場所がほしかった」と石井さん。彫刻家の夫、誠さん(45)のアトリエの隣がテナント募集しているのをきっかけにオープンに踏み切った。

 絵画教室講師の経験から「アートに上手いも下手もないからこそ大人の寄り添い方が大切だと思いました。子供の創作パワーはすごいです」と目を輝かせる。誠さんのアトリエはペピカを開業した今も残っていて、子供達は作業風景を自由に覗き込めるほか、ペタペタと貼るだけでアートになるマグネットや、稲穂やどんぐりなど季節ごとの飾りつけを設置。子供の感性を刺激するこだわりを散りばめた。

 ペピカでは「禁止」は禁止。「危ないこともあるから気を付けてという呼びかけはするが、行動を制限したくない」という思いから階段は駆け上れないようにあえて幅を広げ、壁のボルダリングも難易度をあげることで自然と注意力が増すよう工夫した。「親御さんが子供に『ここでなら好きに遊んでいいよ』と言ってあげられるようにしたい。工夫してチャレンジする楽しさを知ってほしい」と見守る。

 利用する子供達は、乳幼児から小学生までと幅広い。「子供達にとっては、いろんな世代と交流することで遊びや発見が広がるし、お母さんたちも、子育ての先輩とつながれる」と石井さん。保護者からは「今までカルチャー教室はあったが、託児機能がないから参加できなかった」「同年代の友達ができた」という声もある。石井さんは「子育て中は忙しさもあり孤立してしまいがち。お茶しに来るような気軽さで足を運んでみてほしい」と話していた。

 問い合わせは同店【電話】0463・35・3499へ。

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