平塚の要素を詰め込んだ新たな手土産を開発しようと、焼き菓子店「ビスキュイテリ マ・コピーヌ」(西八幡)と、障害者が得意なアート活動を仕事にする福祉施設「スタジオクーカ」(平塚)がコラボレーションし開発した「ひらつかリンツァー」が先月23日、完成した。
リンツァーとは、オーストリアの伝統菓子で、ナッツの生地に赤いジャムをのせ、その上に格子模様になるように生地を重ねた焼き菓子。もともとマ・コピーヌの人気商品で、2016年平塚逸品セレクションではグランプリに輝いている。
今回開発された「ひらつかリンツァー」は、伝統の製法は崩さず、材料に湘南小麦や平塚で採れたイチゴのジャム、相模灘の塩を使用。ナッツの風味にスパイスを効かせたさくさくの生地と、甘酸っぱいイチゴジャムが後を引く美味しさの一品に仕上がった。
同店の松元しのぶさんは「美味しいのはもちろん、かわいくておしゃれなパッケージにすることで他地域の人に平塚を自慢できるようにしたかった」と、専用の包装紙の制作をもともとファンだったスタジオクーカ所属の二見幸徳さんに依頼。ボールペンで描いた線に顔彩絵の具で色をつける独特の筆使いが、素朴な味わいの焼き菓子のイメージと一致した。
包装紙にはリンツァーのほか、七夕飾りや貝殻、湘南平の南京錠も描かれており、「ぜひ散りばめられた平塚の要素を探してほしい」と話していた。
商品の開発は市産業連携ネットワークの事業として実施され、費用の一部を市が負担している。
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