東京五輪の事前キャンプを平塚市で実施するリトアニア共和国の選手団が先月29日に来日し、30日には落合克宏市長を表敬訪問した。一行は8日まで市内に滞在し、施設でトレーニングを行うほか、2日には土沢中学校で生徒と交流する予定だ。
事前キャンプ地でのテストトレーニングと地域交流を兼ねて来日した選手団は、カヌー、ボート、ボクシング、柔道、陸上競技、近代五種の21選手と関係者らあわせて27人。選手のうち18人は16年のリオ五輪に出場、メダリストも5人含まれている。
この日は庁舎にリトアニア国旗が掲げられ、およそ50人の職員が選手を出迎えるなど歓迎ムード一色。選手と対面した落合市長は「皆さんが競技をしやすいよう、環境整備もしていきたい。ぜひ多くのメダルを」と激励。手厚いサポートを約束した落合市長に選手からは拍手が起こった。
表敬訪問には同国パラリンピック委員会のミンダウガス・ビリウス会長も同席。市内の施設を視察したビリウス会長は「パラ五輪に出場する選手も良い準備ができると思う」と平塚での事前キャンプを熱望した。
落合市長は先月25日の記者会見で9月に行ったリトアニアへの視察を報告、同国から東京パラリンピックの事前キャンプについて要望があったことを明かした。市長は「協定も交わしていない段階ですが、一つずつ準備を進めていきたい」と受け入れに前向きな姿勢を示している。
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