地元平塚で凱旋ライブをするレゲエミュージシャン 柳生 達也さん 東中原在住 30歳
レゲエの力で平塚を元気に
○…「柳」の歌手名で昨年夏に発売したファーストアルバム『SOUL TRAIN』を引っ提げ、約1年にわたるツアーライブを全国40カ所で実施してきた。千秋楽の地には、生まれ故郷である平塚を選択。「平塚は義理人情の厚い、大好きな場所。明るいニュースが少ない現代社会に生きる皆さんに、レゲエという音楽で夢やパワーを届けたい」と思いを込める。
○…悪さを覚え、夢もなく途方に暮れた少年時代。「母子家庭に生まれ、母親にはたくさんの迷惑をかけたやんちゃ者でしたね」と振り返る。そんな時に出会ったのがレゲエミュージックだった。「中学生の時に買ったCDの曲がかっこよくて。衝撃を受けました」。20歳で音楽活動を開始。地元のナイトクラブでライブを重ね、若手の登竜門とされる「Road to 横浜REGGAE祭」に2度の出場を果たした。「3000人以上の観客の前でライブが出来たことは、今の自分の自信にもつながっています」と笑顔を見せる。
○…〽夢を叶えるのは、一握り 可能性はゼロなんかじゃない 保証とかなにもないけれど 俺はこれに人生を賭けてみたい──。陽気なサウンドの上で語られる等身大の歌詞は、多くのファンから支持を集める所以でもある。苦労をかけた母への感謝や、諦めずひたむきに活動してきた経験を曲に表現していく。「自分と同じ境遇で悩んだり、夢を諦める若い子は多い。そんな人たちに勇気を与える存在になりたいんです」
○…休日でも人気の少ない繁華街や駅前の姿。そんな光景が、自身を突き動かす原動力になっているという。「レゲエには人の心を動かす力がある。いつか湘南で活動するミュージシャンを巻き込んだ大きな音楽祭を、平塚で開催したい」と話す言葉には力がこもる。「そのために、今はコツコツと音楽に向き合うことが大切。この町に貢献できる日が来るまで精進していきます」と目を細めた。
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