平塚市は、授業用のタブレット端末を12月から市内10小学校に導入する。インターネット検索のほか、写真や動画の撮影が可能で、教室の外に持ち運びもできる。市では2022年度までに市内全小中学校に整備していく方針だ。
導入されるのは、通信回線業者の携帯電話網を利用するセルラー方式のタブレット端末。簡単に発表用の資料が作れる学習用アプリやグーグルマップなどが利用でき、インターネット検索の際に有害サイトへアクセスできないよう閲覧規制がかけられている。
授業で使うパソコンの更新年度を迎えた崇善・港・松原・富士見・豊田・土屋・吉沢・南原・なでしこ・大原の各小学校に計520台、市教育研究所に110台が配備され、リース料の総額は月額111万円。各校のパソコン機器の更新にあわせ、20年度から実施されるICT(情報通信技術)教育の充実を盛り込んだ新学習指導要領に対応するため全小中学校に整備する。
これまで授業で使われていたパソコンとは異なり、タブレット端末は自由に持ち運べるため、さまざまな授業で活用が期待される。 体育館でダンスの様子を動画撮影して身振りを確認したり、理科の授業で植物を撮影し継続的な観察記録をとるなど「より楽しく効果的な授業につなげてほしい」と教育研究所の担当者。
一方、災害時には市職員がタブレット端末で被害の状況を撮影し、画像を災害対策本部に報告するなど、授業以外でも役立てられるという。
|
|
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|