市内纒にある「平塚めぐみこども園」(青木正子園長)では、毎朝園庭の鉄棒に園児が集まって、元気よく逆上がりに挑戦する姿が見られる。
先月24日の朝9時、園庭では年長児およそ40人が交代で逆上がりをしていた。くるりとテンポよく回る子もいれば、途中で地面に足を着けてしまう子もいて、「頑張って」「上手にできてるよ」と励まし合う姿が印象的だった。
安全のため教員3人が付き添い園児をサポート。補助具などは使用せず、できない子には根気よく何度もコツを説明する。そうしたなか、逆上がりができない子にやり方を教えてあげる園児も現れ、2016年度は年長のおよそ8割が逆上がりを習得した。
1962年の創立以来、同園では年長児を対象に逆上がりを指導してきた。年長組の担任教員によると、技術の習得よりも「何事もあきらめず一生懸命に取り組む姿勢を身に付けることが目的」といい、鉄棒を始めて1年が過ぎると園児にも変化が表れるという。
同園の卒園生でもあるこの教員は「『頑張ってやってみよう』という積極性が生活の至るところで見られます。私自身もそうでした」と話していた。
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