2020年東京五輪・パラリンピック競技大会で事前キャンプを行うリトアニア共和国の理解を深めようと、一般社団法人日本リトアニア交流センター(東京都港区)が16日、リトアニア関連図書67冊を平塚市に寄贈した。
市役所で行われた贈呈式には、同センターの玉木健次郎代表理事ら3人とエギディユス・メイルーナス駐日大使、ガリナ夫人の5人が出席。リトアニア語で同国の風景や文化を紹介する写真集や絵本、料理レシピ本、日本語の旅行ガイドや歴史書などを寄贈。同センターの企画に賛同したメイルーナス駐日大使も日本語を含む12カ国語で翻訳したリトアニア憲法書や歴史的建造物を収録した10冊を持参し、落合克宏市長に贈呈した。
贈呈を行った玉木代表は「平塚市民の皆さんにリトアニアに親近感を持ってもらい、2020年のキャンプでは多くの方々に歓迎してもらえたらうれしい」と話し、メイルーナス駐日大使は「日本で初めてリトアニア関連図書の本を置いてもらえる歴史的な日。平塚市との友好関係を印象づける最初の1ページ」と喜んでいた。
関連図書は、市中央図書館(浅間町)に設けられたリトアニアコーナーで31日まで展示され、4月1日から閲覧できる。
関連図書の贈呈を企画した同センターは日本とリトアニアの友好、連携、ビジネス等の発展と情報共有を目的に12年に設立された。駐日大使の活動サポートや両国の大学間の研究交流の促進、リトアニア企業の展示会ブース出展など多方面で活動している。東京五輪・パラリンピック競技大会の事前キャンプ地の選定では、同国オリンピック委員会や各種競技団体との調整役として尽力した。
今年度は事前キャンプの受け入れ準備やホストタウン交流計画の取り組みが本格化することを受け、活動拠点を東京都港区から平塚市に移転、4月1日から事務所を開設することが決まっている。
玉木代表は活動拠点の移転について「平塚市からリトアニアの魅力を発信していきたい」と意欲を見せていた。
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