平塚商工会議所(常盤卓嗣会頭)は、大型商業施設ららぽーと湘南平塚の開業による地域経済への影響を調べるアンケートを実施、このほど集計を公表した。市内の主要商業施設を中心に来店客数の減少が浮き彫りとなる結果となった。
調査対象は中心街地区(紅谷町・明石町・宝町・宮の前・錦町・見附町)、ららぽーとの近隣地区(宮松町・老松町・八千代町・天沼・八幡)にある612の主要商業施設や事業所など。アンケートは1月10日から2月10日に実施され、回収数は49・2%にあたる301件だった。
昨年10月にららぽーとが開業して以降、売上高や客単価、来店客数、人や車の交通量などに影響があったかを選択方式で回答した。 アンケート結果のなかでとりわけ際立ったのが来店客数への影響。「やや減った」「大きく減った」との回答は全体で51%にのぼり、主要商業施設では70%を超えた。「来店者数を減らす影響を与えている年齢層・性別」は全地区20〜40代女性で、ららぽーとのターゲット層と一致した。
商工会議所の担当者によると、客数の減少はこれまでも慢性的にみられたといい「市民センターの一部稼働停止や駐輪自転車の規制強化など要因はさまざま。集計結果は肌感覚であり参考の一つ」と話している。
消費者の目を地域の店に向けてもらおうと、今秋には商議所主催で「まちゼミ」が開かれる予定。商店主が講師を務めプロの視点から匠の技や知識を伝授する催しで、今年の1〜2月に第1回が開かれた。アンケート結果をふまえて担当者は「今後も市内のお店や事業所の魅力しっかり発信できれば」と話している。
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