2020年に行われる東京五輪・パラリンピックに向けて、平塚市で事前キャンプを実施するリトアニア共和国の五輪委員会メンバーが7日、市内の体育施設などを視察した。同国では視察の結果をまとめ、市に要望を伝える方針だ。
平塚市を訪れたのは、財務担当局長のヴィタリユス・ヴァシリウスカス氏、カヌーの元五輪選手で東京2020五輪責任者のエイニウス・ペトクス氏ら4人。視察は7日から9日までの3日間で、ひらつかサン・ライフアリーナや東海大学武道場、相模湖漕艇場(相模原市)、宮ケ瀬湖カヌー場(清川村)、医療体制の確認として平塚市民病院など8施設を見学した。
「選手団の中心施設として必ず見たい」と事前に話していた平塚市総合公園では、ShonanBMWスタジアム平塚とトッケイセキュリティ平塚総合体育館を視察。体育館では市担当職員の説明を聞いた上で、「五輪で実際に使用されるものと同じゴールを用意できますか」といったバスケットボールの強豪国らしい質問や、「トレーニング室の必要な器具を増やして欲しい」といった要望を寄せていた。市担当職員はこれに対し、「協議を進めた上で、一つひとつ対応したい」と話した。
ペトクス氏は体育館の視察後、「選手たちが競技開始までにどのような状態で準備ができるのかを確認したかった」と目的を話し、「リトアニアに持ち帰って、必要な設備を選手らと話し合い、あたらためて平塚市に要望を伝えたい」と話していた。
同国五輪委員会は選手による視察も予定しており、世界陸上の男子円盤投げで金メダルを獲得したアンドリウス・グジウス選手の名も挙げ、「早ければ今秋にも実現したい」とした。
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