近所の子らのたまり場に 二宮・富士見が丘2丁目で一時預かり所開設を計画
漫画サザエさんちのタラちゃんが裏のおじいちゃんの所へ遊びに行くように、見守り役の近所のおじさんやおばさんがそばにいて子どもたちが好きな時に来て遊べる場を―。二宮町富士見が丘2丁目で公共施設を拠点に子どもの一時預かりボランティアを始めようと、同地区住民が利用世帯や協力者を募っている。
「アパートや新築住宅が多い富士見が丘2丁目は、子どもがいる世帯も多い地区。地域の子どもが自由に遊びに来て、高齢者も集まれる場を作りたい」。こう話すのは町内会長で地区長を務める向後孝明さん。子ども4人が独立や成長し、隣近所の子育てに手助けできないかと考えていた。
子ども預かり所は老人憩いの家内に開設する。対象は小学生と、会話ができて一人でトイレを使える幼児。当面は同地区在住者に限る。月曜日から金曜日まで小学生が下校してくる午後2時頃から夜7時頃まで開放し、向後さんやボランティアが待機。子どもたちは利用時間内なら好きな時に来て遊びや宿題をして過ごせる。帰るのも自由。出入りした時間はノートに記す。用事を済ませる間、小さい子の面倒を見てほしいという保護者が子どもを連れて来てもいい。利用は無料で、運営に関わる水道・光熱費は町会で負担。また、怪我などに備えて町内会団体傷害保険に加入する。
向後さんは今回の計画について町内会役員や町の公共施設課、二宮小学校などへ話しを通し、「子どもと遊べる方、時間のある方の協力をお願いします。中高生や大学生も歓迎。昔の長屋のような共同体を復活できれば」と呼びかけている。
3月20日まで預かり所を利用したい家庭を募集中。4月1日から開所する予定。ただし、利用希望者や協力者がいない場合は自然解散となる。
子ども預かり所への申し込み・問い合わせ、手伝いをしてくれる人は向後さん【電話】0463(67)6009まで連絡を。お絵描き用具や家庭で使わなくなった将棋セット、トランプ、カルタ、絵本、運営協力金などの寄付も募っている。
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