"弟"に悪夢の大敗 立て直し急務
選手やフロントにベルマーレ出身者が多く、何かと縁が深いことから巷では「兄弟対決」と呼ばれた鳥取との一戦。その表現がふさわしいかどうかは別として、試合はＪリーグ初参戦でだいぶ年の離れた”弟”のワンサイドゲームとなった。
ゲームが動いたのはキックオフ直後。決めたのは、ベルマーレユースに在籍していた美尾だった。開始１分の失点は今季３試合目。湘南はこの失点で目覚めることなく、前節からのちぐはぐな攻撃を引きずったまま14分に追加点を許す。
後半から気持ちを切り替えたい湘南だったが、早々に再び失点。お祭り騒ぎの鳥取サポーターに対し、日曜のナイトゲームに関わらず遠いアウェイの地に駆けつけた湘南サポーターにとっては悪夢のような時間となった。
その後、田原を中心に何度かチャンスを作るも鳥取に冷静に守りきられ、終わってみれば０対４。まさかの大敗を喫した。
今季初の連敗となったが、昇格圏内との勝ち点差は２。長丁場のシーズンも４分の１が終わったばかり。綻びはシーズン終盤よりも今出た方がプラスかもしれない。反町監督の言葉は、決して強がりではない。
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