大磯 空き店舗を使用して展示会 大津絵や縁起物の絵ほか
大磯町在住の大津絵師・河口邦山さんと古布のリメイク・布ぞうり手縫いの会『藍』は、閉店した店舗で『街道の民画大津絵・古布のリメイク古着』展を開催している。商店街の活気や明るさに少しでも繋げようと開いている催し。
会場は、大磯町内1号線沿い消防署近くのそば店だった古伊勢屋。河口さんは大津絵をはじめ歴代の総理大臣の似顔絵などのほか、大磯町の観光ポスターも手掛けている。今年8月に同店を訪れた際、店主から閉店の知らせを聞いた。そこで河口さんは、1号線沿いでシャッターが下りたままの店舗があるという状況に危機感を感じ自分に何かできないかと考え展示会の開催を思い立った。そして、店主の了解を得て、仲間でもある手縫いの会・藍の協力のもと共催という形で展示会が実現した。
開催は10月14日(金)まで(午前11時〜午後4時)。期間中は、大津絵や縁起物の絵など約70点の河口さんの作品と、手縫いの会藍による古布のリメイクなどが展示される。また、店頭には河口さんが描いた番傘が展示されている。「景気の影響で、閉店する店は増えています。シャッターを下ろしている店が増えると寂しく、また町全体の活気も失われてしまいます。少しでも昔の賑わいが取り戻せたらと思い、店主のご協力でお店を貸して頂くことができました。足を運んで頂ければうれしいです」と河口さんは話している。
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3月29日