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公開日:2011.10.07

フリーダイビング
世界大会で日本を発信
二宮町の守屋さん イタリアで募金活動も 

  • 守屋滋記さん

 イタリアで10月7日から16日まで開催されるフリーダイビングの世界選手権(主催/アプネア国際振興協会)に二宮町の守屋滋記さんが出場する。屋内プールで呼吸を止めてどれだけ潜水して進めるかを競う、フィン(足ひれ)なしのダイナミック・アプネアという種目に登場。大会期間中、各国の選手・関係者らに東日本大震災について伝え、募金集めや日本へのメッセージを書いてもらう活動をする。



 過去2年間の公式大会での記録が上位だった守屋さんは、2年に1度開催される世界選手権の日本代表に選出された。前々回のスロベニア大会にも出場したが、この時は競技後に顎が水に浸かり、規定の姿勢を保たなければならないルールに触れて予選落ちだった。



 イタリア大会には約30カ国から選手1200人位が出場する。守屋さんは数カ月前から長く潜行する練習に比重を移し、野菜と炭水化物を中心にした食事で酸素を消費しにくい体づくりを行ってきた。フリーダイビングは精神面との関わりも深く、座禅や毎朝の瞑想で心のトレーニングも重ねた。「潜水中、無になれる時間をいかに伸ばすか。125mを目標に決勝へ進みたい」と意気込みを語る。



 守屋さんは元海上保安庁潜水士。現在は看護師をしながらフリーダイバーとしても活躍する。26歳の時に訪れたニュージーランドでカンボジア出身の少年たちと出会い、世界には恵まれない子どもが今でも大勢いることを知った。そこで、イラストレーターの妻サトコさんと、二宮の海岸で拾った小石をペイントしたお守り石「ブルーポップ」を作りイベントで販売、収益を寄付に当てる取り組みを5年前に開始。今年9月までで、カンボジアに学校を建てる運動や東日本大震災の復興支援などへ総額約35万円の募金を集めた。



 世界中からダイバーが集まる国際大会は、ブルーポップの募金活動を多くの人に知ってもらうよい機会。昨年、沖縄県で開かれた世界大会に運営スタッフとして参加した守屋さんは、地元湘南のお守り石を持参し、海洋環境保全のための募金を呼びかけた。



 今大会でもブースを設けて募金活動をする。「震災があった日本のことを心配してくれている外国人は多いと思う。これまでの支援に対する感謝と被災地の状況を伝え、協力を訴えたい」と守屋さん。8月に宮城県石巻市で瓦礫を片づけるボランティアをしてきた。



 日本とイタリアの国旗、「復活」「ありがとう」の文字などを入れた被災地の石や震災の記録写真集を用意し、「日本から支援の輪を少しでも発信できれば」と話して出発した。

 

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