散策路整備や収穫を体験 中井町で里山づくり交流ツアー
貴重な財産である里山の保全と活用を目指し、中井町で里山づくり体験モニターツアーが11月27日に行われた。町の支援を受けて足柄上商工会中井支部が実施した。横須賀市や東京都、茨城県などから40〜80代のツアー客17名が参加。同町の里山づくり推進委員と、このほど発足した里山倶楽部のメンバーら地元住民を含む総勢34名が、中井中央公園北側に位置する「海の風」展望台周辺の里山で散策路を整備した。
9月に発生した台風12号の影響で杉の大木などが倒れ、散策路を4箇所も塞いでしまったため、参加者は大木を切断して撤去する作業にあたった。昨年の体験ツアーにも参加した人は「山を守るって大変なことね」とつぶやきながら作業を続けた。昼食はおにぎりと豚汁、きんぴらごぼう、白菜の漬物、大根と人参の酢の物、茹でピーナッツ、イチジクのデザートといった地元の農産物でこしらえた「お袋の味」に舌鼓。午後は町の農産物品評会の即売会で土産用に野菜や果物を選び、みかん狩りとさつま芋掘りも楽しんだ。
里山づくり推進委員長の倉橋さんは「里山倶楽部の会員を50名程度まで増やし、町と商工会と協力しながら倶楽部が中心となって交流の里づくりを進めていきたい」と話していた。
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3月29日