皆で考え取組む防災対策 大磯防災ミーティング 訓練方法や対策を検討
大磯町は第2回大磯防災ミーティング(ボランティア等会議)を5月20日、大磯町立国府小学校体育館で行った。このミーティングは、今までの行政主体の防災訓練を見直そうという趣旨で始まったもの。町民自らが防災に関しての対策や訓練方法などを話し合い決めていくことを目的に、主体的な町民の防災活動意識の高揚につなげていこうと開催された。
3月に開催された1回目ではテーマや日程が決められたが、2回目となる今回は、各地域にあった具体的な訓練項目や避難所で必要な項目などが話し合われた。
ミーティングには、区長連絡協議会、自主防災組織連絡協議会、建設協会、薬剤師会、消防団、各学校など各種団体の約150名が参加した。町内5箇所に設けられている避難所対象地域ごとに分れた参加者。進行役が、避難所に必要なものや対策、防災に関することなどの意見を求めると、トイレ、食料や水の配給の役割分担、女性や子どもの空間確保、無線隊・バイク隊、ごみ処理方法、避難者の把握、情報の伝達方法など、課題と対策の他こんなものがあったら良いのではといった意見が次々に出され、用意されたボードに貼り出された。その後、それぞれの項目について意見交換がされた。
また、訓練項目としては、海岸に近い大磯高校を避難所とするグループから津波に対する訓練が出された一方、比較的内陸側の国府中学校を避難所とするグループからは、土砂災害への対策についての意見が出るなど、訓練の内容に関して地域性の違いを見せた。
大磯町危機管理対策室では「今までの統一的な防災訓練を見直し地域の特性に応じた訓練内容も検討していきたい。今回のミーティングがきっかけとなり町民自らがどのように訓練を行えば良いのかを考えることで、より実効性のある防災対策に繋がっていければ」と話している。今後は、7月に防災訓練のタイムスケジュールを決定、8月に防災訓練を実施、9〜10月に反省会を実施、12月に津波避難訓練を実施する予定。
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