水質「AA」→「A」に О157・放射性セシウムは不検出 大磯海水浴場
夏の海開きを前に県は1日、県内27カ所の海水浴場で行った水質検査の結果を発表した。最高評価の「適・AA」と判定された海水浴場は14カ所で、不適はゼロだった。
大磯町の大磯北浜海水浴場の水質は、昨年の「適・AA」から「適・A」となった。この判定結果について県の担当者は「ランクは下がったが、ゴールデンウイーク中に降った雨などの影響が大きいのではないか」と話している。
検査は、今年5月7日から9日のうち2日間を使って実施された。1日2回の採水で、水中のふん便性大腸菌群数や油膜、透明度、腸管出血性大腸菌О157などの項目を、環境省の定める水質基準に沿って判定した。О157は全ての海水浴場で不検出だった。
茅ヶ崎市や藤沢市、鎌倉市、葉山町などでは昨年に比べ水質が改善、もしくは同水準を維持した。一方、評価を下げたのは大磯町の他に平塚市(AA→B)、小田原市(AA→A)、真鶴町(A→B)など6カ所。
今年は、昨年の福島第一原発の事故を受けて、海水の放射能濃度についても25カ所の海水浴場で測定。放射性セシウムは検出されなかった。水質検査は7月上旬にも実施される。
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