世界の恵まれない子どものための募金活動や東北支援の活動報告と展示会を開く 守屋 滋記さん 二宮町在住 40歳
旺盛な好奇心と奉仕の精神
○…東日本大震災後、宮城県内で唯一、気仙沼大島にある小田の浜で7月21日に海開きがあった。同地の観光協会や環境保護団体、海のスペシャリストらでつくる組織などが海開きイベントを実施。その一員として、気仙沼の子どもたちが参加するスノーケリングやアウトリガーカヌーなどの体験会を手伝ってきた。「海開きはまだ早いという声もありました。それでも元気を出して行こうと前を向く人たちも大勢いる。一歩ずつでも復興への光明になればと願っています」と語る。
○…世界大会にも出場するフリーダイバーで元海上保安庁の潜水士。東北の海に埋もれた震災瓦礫の撤去活動にボランティアで被災地をたびたび訪問。冬場の海は分厚いウェットスーツを着ても数分で手足が凍える冷たさだという。「でも寒い時期の方が、海中が澄んで調査や作業がしやすいんです」。また、「ブルーポップ」と名づけた湘南のお守り石の販売収益で世界の恵まれない子どもたちを支援する募金活動にも取り組む。これらの活動報告とストーンアートの展示会を二宮町生涯学習センター・ラディアンで7月28日(土)に開く。8月には藤沢市でも開催する予定だという。
○…岡山県出身。「体力にはすごく自信があった」。「海外へ行ってみたい」好奇心と、人を手助けする奉仕の精神も手伝い、高校卒業後は海上保安庁へ。職場の先輩の影響でフリーダイビングを始め、26歳の時にニュージーランドへ。現地でカンボジア出身の少年たちと出会い、同国には現在も充分な教育を受けられない子どもたちが大勢いることを知った。そこで、イラストレーターの妻サトコさんとともにペイントした石「ブルーポップ」の活動を開始。今年3月、カンボジアの小学校にブランコを建設することができた。
○…看護師とボランティア活動。幼稚園の娘の育児と家事もこなす。「子どもと過ごせる時間がいっぱいあるのは楽しい」と微笑む。
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