中井町松本 香り清く蓮池の里 見頃は今週末から8月初め
中井町松本にある「中井蓮池の里」で今年も蓮の花が見頃を迎えた。水田と竹林に囲まれたのどかな風景のなかで、白や濃淡のピンク色の大輪が咲き、連日多くの見物人の目を楽しませている。
蓮池の里は「中井蓮池の里の会」代表の小嶋辰雄さんが12年ほど前、自宅前の休耕田を借りて蓮の株を植えたのが始まり。近所の人たちも小嶋さんに協力し、水田を整備。徐々に株を増やしていった。今では大小8つの池に千株を超える蓮が咲き誇る。
池の周囲には車椅子も通れるあぜ道が造られているため、間近で写真を撮ったり、花の香りをかいだりすることもできる。地元では蓮の名所としてすっかり定着し、評判を聞きつけて県外から見物にやって来る人も多い。
今年は7月4日に開花。昨年の6月中旬に比べて大幅に遅れた。「例年なら看板の高さあたりまで葉が伸びるのだが、この夏はあまり伸びていない。花芽がなかなか上がってこないのも心配だった」と小嶋さん。それでも「近所の介護施設のお年寄りたちが今年も見物に来るそうで、花を見て喜んでもらえれば嬉しい」と話す。
花の名所めぐりを楽しんでいるという、綾瀬市と相模原市などから訪れていた女性4人グループは「大抵の蓮は池の周囲から観賞するけれど、ここはすぐそばで見られるのがいい」と話していた。
蓮は早朝に開花して昼頃にしぼんでくるため、見学は午前中の早いうちがおすすめだ。
※行き方/二宮方面からは県道秦野二宮線「電話局前」信号を左折。トンネルをくぐり、「才戸」信号を左に。もう一つのトンネルを過ぎて道なりに中井町役場の方へ。バス乗降場そばの中村川を左側に見ながら約150m先に進むと「蓮池の里」の看板あり。中井町のホームページに地図掲載。
http://www.town.nakai.kanagawa.jp/
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