定住促進などで意見交換 若者と二宮町長の対話集会
若者と二宮町の坂本孝也町長が町の課題や将来像について話し合う集会「ふれあいトーク」が25日、生涯学習センター・ラディアンで開かれた。高校生や赤ちゃんを連れた母親、社会人など10代と20代の若者10人が参加。北口駅前再整備やコミュニティバス、子どもの遊び場、東大果樹園跡地の活用法などを話題に意見を出し合った。
町の人口減少を食い止めるための定住促進の話では、参加者から「看板とポスターを出すこと以外に、保育園など若い人が二宮町に移り住んでみたいと思う条件を整えるのに何年かかるか」と質問があった。坂本町長は「保育園ができるまでは小中学生のいる世帯を呼び込む方法を考えていきたい」と返答。都内に通勤しているという男性は「家と職場は近い方がいいが、二宮は住むには便利な所だと思う。ただし、駅前に店や施設が充実していないと人は集まって来ない。駅前のイメージは大事」と述べた。
また、西湘バイパスの下りにはなぜ二宮インターチェンジがないのか、という問いも。「物理的に造れないといわれているが、タイにはバイパスを跨いで反対車線から出る構造の道路があるそう。しかし、出入口が1カ所になると、県道秦野二宮線の渋滞が酷くなる」と町長が説明した。
集会には行政側から宮戸健次副町長と内海博治教育長が出席したほか、3人の町議会議員も見学して若い世代の声に耳を傾けた。20代社会人の関山正之さんは「町の取り組みが分かり、参加して良かった。人口増の施策は考えていかなければならない課題だと思う」と感想を述べていた。
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3月29日