重点方針に定住促進 二宮で総合計画報告会
2013年度から10カ年のまちづくりの方針をまとめた二宮町総合計画に関する報告会が23日、町民センターで開催された。同計画審議会長を務めた羽田耕治横浜商科大学教授が基調講演。審議会メンバー4人と町政策部長の5人によるパネルディスカッションがあり、計画実行へ向けた課題などについて意見を述べた。
パネラーは審議会での議論を振り返り、「将来の人口動向と財政を考えると、若い世代の定住促進を図ることが欠かせない」「周りのサポートによって子どもが自ら育つ環境づくりが必要」と主張。「二宮の魅力を町外へ発信するために観光協会が関係機関との橋渡しを行い、観光振興の司令塔になるべき」などと提言した。報告会には町民と町職員ら約70人が集まった。
次期総合計画は生活の質の向上と定住人口確保、戦略的行政運営などを基本構想に設定。教育環境の充実や駅北口整備といった取り組みを盛り込んでいる。
策定にあたっては町民アンケートとワークショップ、庁内検討会を実施。町議会議員と団体代表者、有識者ら18人で構成する審議会が9回の会合を開いて最終案をまとめ、10月に町長へ答申した。
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