博物館機能を付加 旧吉田邸の再建計画発表
大磯町は11月24日と25日、旧吉田茂邸再建に関する町民説明会を開催した。
説明会では、再建内容や運営、利活用の構想などについて同町職員が発表。「博物館施設」をコンセプトに、吉田茂の生活が体感できる機能、近現代史が学べる機能などを盛り込む方針を伝えた。焼失を免れた資料のほか、吉田茂および関連人物にまつわる資料を展示公開。また、利用者と協働の資料整理、校外学習や修学旅行で訪れてもらえるような教育普及活動の場を構築する。
応接間、玄関ホール、食堂、金の間、銀の間を再建の検討範囲とし、形態、仕様の面で焼失前の復元を目指す。24日の国府小学校での説明会では、「文化財として価値あるものをつくるべき」という町民からの意見に、町は「50年後も価値を保てるよう、材質なども当時のものにより近いものを用いていく」と回答。今後、再建後の利活用に向けた組織も立ち上げ、町民を含めたメンバーで検討を進める。今年度中に基本設計、来年度に実施設計、2014年度に工事着工を予定。
25日には、大磯中学校で同様の説明会が開かれた。
|
|
|
|
|
|