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長年にわたる無事故無違反で緑十字銅章を受けた 簑島 源一郎さん 二宮町在住 76歳

公開:2013年1月18日

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自覚と人格の安全運転

 ○…「誰もが起こしたくて交通事故を起こすわけではないけれど、ドライバーは安全運転の義務があることを常に自覚するべき」。栄誉の誇らしさを語るというより、自身にも言い聞かせるように穏やに話す。1983年8月から30年近くに渡って無事故無違反を続ける。優良運転者として今年度、全国交通安全協会長表彰にあたる「緑十字銅章」を受けた。県警本部長と県交通安全協会長の連盟表彰も同時受章。「一定の速度で走るように心掛けている。エンジンの回転数でおおよその速度が分かるね。西湘バイパスなら時速70Km。これなら燃費もいいし」と安全運転の基本を話す。

 ○…車両の間から歩行者が出てくるかもしれない。前を走っているのはこの土地に不慣れな人のようだ。みんな渋滞でイライラしているな。運転中は視界を広くし、多くの視点を持つ。周囲のドライバーの心情をも推し量るのは、熟練運転者らしい配慮だ。それでも「何も特別なことをしているのではありませんよ」と淡々と語る。

 ○…仕事を終えた夜間に自動車教習所へ通い、20代後半から陸送の仕事に携わった。朝家を出て、一晩中車を走らせ、帰って来るのは翌日の夕方。食事が喉を通らなくなるほど悲惨な交通事故を目撃したこともあった。「若い時は事故を見てもその怖さをすぐに忘れていた。でもだんだん歳を重ねてくると、いろいろ考えてしまって」と振り返る。

 ○…二宮町出身。「子どもの頃は周りが田んぼで、今の県道の向こう側に山が見えた」。青年会で活動し、地元の祭となると「家に来たお客さんをほったらかして」神輿や囃子に夢中になったそう。中里囃子保存会の役員を務め、郷土芸能の発展にも力を注ぐ。見て見ぬふりはできない世話焼きの気質のようで「よその家の子を叱る大人がいなくなった。でも、誰かが言ってあげないと」。近所づきあいと同様に、目配り心配りで今日もハンドルを握る。
 

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