選別機にかけられるハウスみかん
大磯町生沢のＪＡ湘南みかん選果場（二宮雄二場長）で今年も地元特産ハウスみかん「湘南の輝き」の出荷が始まった。糖度が高いジューシーな果肉が特徴で、今年は８月末までに計70トン程度の出荷を見込んでいる。
湘南の輝きは同ＪＡが２００５年に商標登録したブランドみかん。ハウス栽培されるため、露地ものに比べて４カ月ほど早く収穫できる。糖度12度以上で酸味が少なく、果汁がたっぷりと詰まった果肉は高品質みかんとしてお中元やお盆の贈答用に人気が高い。
今年は６月20日が初出荷となった。「出だしの出荷量は例年並み。糖度が高く、味の濃い美味しいみかんができた」と二宮場長も作柄には太鼓判を押す。収穫されたみかんが次々に運び込まれると、選果場職員が色づき具合やキズを確認し、サイズと等級で選別したみかんを丁寧に箱詰めしていった。
湘南の輝きを生産するみかん農家は大磯町・二宮町・平塚市の９軒。ハウス栽培を行う農家にとって近年の重油高騰は大きな負担だが、毎年出荷を楽しみにしている人たちのために、時には室温が40度以上になるというハウス内での作業に精を出す。
価格は５キロ入りが７７００円、２・５キロ入り４４５０円。問い合わせはみかん選果場（大磯町生沢９６６【電話】０４６３・７３・１３６６／平日受付）。なお、みかんを購入できるのは選果作業を行う月曜日と木曜日のみとなる。
また、平塚市寺田縄にあるＪＡ湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」（【電話】０４６３・５９・８３０４）でも取り扱っている。
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