「交流の恩返ししたい」 米国派遣高校生が報告
大磯町姉妹都市協会は9月7日、町保健センターで講演会と渡航報告会を開いた。第1回姉妹都市派遣で米国ウィスコンシン州ラシン市を訪れ、現在は通訳として活躍する赤井ホワイトロウ駒子さんが国際交流の魅力について講演。留学や通信社の仕事を通じて大勢の人と出会った経験を述べた。9年前に起きたスマトラ沖地震の取材に赴き、「ある被災女性の人間としての度量が私の人生に影響を与えた」「どこに転がっているか分からない出会いを大切にして」などと語った。
報告会には7月24日からオハイオ州デイトン市で2週間のホームステイをした松岡佳那さん(慶応義塾女子高校2年)と春田杏奈さん(県立横浜国際高校1年)が登場。ベトナム人の家庭に滞在した松岡さんは、「初めは話しかけるのが億劫だったが、温かく接してもらい、現地の人々の自分をさらけ出す明るさや寛容さを感じた。教会ではベトナムの人たちが私のために祈ってくれた」と報告した。
米国の学校生活に興味を持っていたという春田さんは、学年が異なる生徒が一緒に学ぶ授業があることや土産に持参した風呂敷の使い方をホストファミリーに教えたことなどを紹介。「10月、高校に留学生がやって来るので、恩返しをしたい」と話した。
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3月29日