色鮮やか明治のチラシ 中井町の博物館で展示
油や和洋ランプ、瀬戸物などを扱う商店の引き札。石版と木版の技法で作られたという。写真右下は江戸時代の行灯と秋澤館長
灯火器を中心に江戸時代の生活道具など約１５００点を収蔵する中井町の「おもしろ体験博物館江戸民具街道」で、明治時代の引き札約30点を展示している。
引き札は、客を呼ぶために商店が配った広告チラシ。近江地方で染物・酒・煙草・学校用品・ランプ・傘などを取り扱う店が発行した引き札には大黒様や美人、縁起物の鯛などが描かれている。「色彩が鮮やか。デザインもにこやかで、引きつけられる魅力がある」と秋澤達雄館長は話す。
冬休み企画として、二宮金次郎の時代の灯り（行灯）を体験できる。子ども入館料は半額２００円。開館時間午前10時から午後５時まで。１月１日から３日まで休館。
問い合わせは同博物館【電話】０４６５・８１・５３３９。
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