平成26年地価公示 大磯・二宮で下落幅縮小 都心接近地から上昇地拡大
平成26年地価公示(神奈川県分)の概要が3月18日に県から発表された。それによると、県全体の1年間の用途別平均変動率は住宅・工業・商業地ともに上昇幅が拡大。大磯・二宮町でも下落幅が縮小傾向にあることがわかった。
地価公示は適正な土地取引価格の指標を提供することなどを目的に、毎年1回国土交通省の土地鑑定委員会が実施している。調査時点は1月1日で、今年分は県内1521(住宅地1137・商業地321・工業地63)地点で調査が行われた。
住宅地では上昇・横ばい地点が占める割合が県全体で76・1(前年58・4)%に達し、都心に接近している地域から、さらに上昇地域が拡大。大磯町と二宮町でも前回の平均変動率がマイナス2・2%とマイナス2・6%だったのに対し、今回の調査ではマイナス1・8%とマイナス2・4%にそれぞれ改善した。一方、中井町では前回のマイナス2・8%からマイナス3・3%に下落幅が拡大。交通利便性の低さや人口減少などが背景にあると、県では見ている。
商業地においても大磯・二宮町ともに下落幅は改善傾向に。両町とも前回の平均変動率マイナス1・0%からマイナス0・8%に止まった。
全用途の平均価格は大磯町(12地点)が137,200円/平方メートル・二宮町(8地点)が125,000円/平方メートル・中井町(3地点)が57,900円/平方メートル。平均変動率はそれぞれマイナス1・6(前回マイナス2・0)%・マイナス2・0(同マイナス2・2)%・マイナス3・3(同マイナス2・8)%だった。
県全体の全用途平均価格は232,700円/平方メートルで、平均変動率は0・8%。前回のマイナス0・2%から今回はプラスに転じている。
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