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勇壮 高麗の山神輿 例大祭18日から20日

公開:2014年4月18日

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木々の合間を縫って急な男坂を一直線に登る山神輿(過去の様子)
木々の合間を縫って急な男坂を一直線に登る山神輿(過去の様子)

 大磯町の高来神社(大磯町高麗2の9の47)春の例大祭が4月18日(金)から20日(日)に行われる。神輿を担ぎ、高麗山の男坂を一気に駆け上がる勇壮な山神輿は大磯町指定の民俗資料(無形文化財)に指定されている。

 最大45度という急斜面を登る「山上渡御」は、今から360年以上前の江戸時代に始まったといわれている神事。昔、旧暦の3月18日に農具や種物を商う市が開かれており、多くの人が集まる騒がしさを避けるために、神社の神霊を山頂の社に仮宿させるようになったことに由来する。

 神霊を乗せた神輿は18日の午後6時頃に境内を出発。ケヤキ造りの頑丈な神輿は担ぎ手たちによって持ち上げられ、正面の大綱と左右の横綱を引き手たちが巧みに操り、引っ張りあげるようにして一直線に山頂を目指す。

 上宮に3日間安置された神輿は20日の午前11時30分から還御。緩やかな女坂を下って神社に戻り、境内では昇殿神事が行われ、午後2時頃から巫女による「浦安の舞」が奉納される。

 なお、19日と20日には午前9時から高来神社周辺で植木市が開催される。

みこしのロッククライミング

 岩肌が露出した急斜面は足場も悪く、およそ200kgの重さの神輿を3時間かけて山頂に引き上げるため、山神輿だけで50人、休息用の食事を手配するサポート役もあわせると約70人が必要となる。「みこしのロッククライミング」とも呼ばれ、自治会や長寿会、婦人会、子ども会など地域総出であたるが、近年は参加者の高齢化なども進み神輿の担ぎ手が不足している。

 昨年は大磯町からの呼びかけに東海大学の学生たちがこたえ、学生と地域が一体となって男坂を駆けのぼった。同町では今年も学生への参加を依頼しているという。

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