花咲く境内にミニ電車 西光寺の花まつり
二宮町川勾の西光寺(秋山光洋住職)で5月5日、恒例の花まつりが開催された。藤やつつじが咲く境内にはミニ電車が走り、子どもから大人まで楽しんだ。
花まつりは釈迦の誕生を祝う行事で本来は4月8日に行われるが、「境内に花が多い5月に」と、同寺では30年ほど前から子どもの日に花まつりを行っている。
境内を走るミニ電車は、大磯町の名取洋一さんが個人所有しているもの。子どもたちに喜んでもらおうと秋山住職が名取さんに声をかけ、15年ほど続いているという。
花まつりで走ったミニ電車は、4両編成で10人ほどが乗れる。バッテリーなどの部品を名取さんが自分で集め、2年半ほどかけて自作した自慢の電車だ。この日は、境内に敷かれた線路の上を力強く走り、何度も乗る子どもたちの姿も見られた。名取さんは「ここまで続けてこられたのは皆さんのおかげ」と目を細めながら電車を見送っていた。
|
|
|
|
|
|
3月29日