中崎・坂本町長 再選出馬へ 町議会一般質問で表明
中崎久雄大磯町長(71、1期)と坂本孝也二宮町長(70、2期)が今年11月に行われる各町長選へ再度出馬することを表明した。両町長とも、町議会の一般質問で町議からの問いかけに応答する形での表明となった。
「再度職員の先頭に立って」
中崎大磯町長は6月11日に行われた同町議会一般質問で、片野哲生議員の質問に答えた。同議員から任期中の公約成果を問われ、残りの在任期間に積み残した課題を達成できるかとの質問に対し、「なかなかに難しい。残りの任期はもちろん、今後も大磯町のリーダーとして再度職員の先頭に立ってまい進したい」と次期町長選を踏まえたうえでの町政かじ取りに向け、意欲を述べた。
中崎町長は1968年に神戸大学医学部を卒業し、2003年から東海大学医学部付属大磯病院長、07年から同大学健康推進センター所長などを歴任。10年11月28日に行われた同町長選で5524票を獲得し、現職と他の新人2人を打ち破って初当選を果たしている。投票率は52・39%だった。
1998年から4期連続で、現職が新人に敗れるという構図が続く同町長選。6月17日現在で、現職以外に出馬を表明した候補予定者はいない。
同町長選は11月25日告示・同月30日投開票の日程で実施される。
「辞めるわけにはいかない」
一方、坂本二宮町長は6月12日の同町議会一般質問で添田孝司議員の質問に答え、3期目の出馬を正式に表明した。坂本町長は添田議員の「町長は再出馬される予定か?」との問いかけに対し、「引き続き町政運営のかじ取りを行っていきたい。精神的にも肉体的にも簡単にできる職務ではないが、この町の行く末を思い、皆の力でまちづくりをやっていきたい。私は辞めるわけにはいかない」と、決意を語った。
坂本町長は1966年に横浜市立大学商学部を卒業し、81年にフラワーショップ(有)さかもとを設立。98年には同町議会議員選挙に初当選し、以降2期連続当選を果たしている。2006年11月19日に行われた同町長選で7796票を獲得し、初当選。当時の現職との一騎打ちを制した。投票率は61・36%だった。続く10年の同町長選では32年振りとなる無投票により、2期目再選を果たしている。
同町長選は11月11日告示・同月16日投開票の日程で実施。6月17日現在、対抗馬の名前は複数挙がっているものの、現職以外で正式に出馬を表明した候補予定者はいない。
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3月29日